その背景には、腸の中には大脳と同じぐらいの神経細胞があるということです。
それは、腸が先に出来て後から脳が出来たことに由来しているのでしょう。
何とも驚きですね!
もう一つは判断のことです。
判断と言えば当然に脳でするものと考えるのが普通です。
尤も女性は別だとか言いますが・・・?
ところで、この梅雨の時期によくある食中毒を考えてみると、脳は食べ物が大丈夫かどうかまでは分からないのです。
ところが腸は判断出来るのです。
食中毒になる様なものでも脳は食べろとシグナルを出しますが、腸は食中毒の菌が入れば激しく拒絶反応を出し、安全でないものを吐き出したり下痢を起こしたりして身を守ってくれるのです。
だから、腸の働きをおろそかにしてはなりません。
また便秘というのは腸の働きが鈍っているのですから、こうした自己防衛能力も衰えていると考えざるをえません。
ある研究では、豚に乳酸菌を飲ませると色々な病気が治ったそうです。
しかも豚が大人しくなり肉質も良くなったとか・・。
多分豚の腸が改善したからではないかと思います。
その点、脳は少し異質で脳には脳が喜ぶ物質を摂るように命令する傾向があります。
特に精神を病んでいたりストレスの多い人では、ポテトチップスやファーストフードに嵌るだけでなく、酒やたばこや違法のドラッグスに走らせかねないのです。
どうも色々考えてみるに、腸には感情や気持ちを決定させる物質を作っているというのは間違いなさそうです。
つまり、腸でセロトニンやドーパミンを作りだし幸せを感じたり愛情をもたらしたりしているのです。
だから、余計に腸の働きが衰えると悲惨なことになるのです。
腸を労わる食べ物や飲み物を、もっともっと大切にしたいものですね!
そして、腸を労わりましょう。
腸を大切にする習慣が、すなわち幸せをもたらしてくれるのです!
ラベル:腸の働き