コロコロ便は便秘の代表的な症状の一つです。
ウサギのフンのように硬く、コロコロとした形状の便が出るのでこんな名前になったようです。
コロコロ便の原因は、便の水分不足によるというのがはっきりしています。
健康な人の便の水分含有量は約80%程度ですが、ウサギのフンのような硬いコロコロ便の水分含有量は約60%と、とても硬い便となのです。
そして、排便の際は、肛門部や下腹部に腹痛があり、不快な感覚を感じるのです。
コロコロ便は、大腸のS状結腸に内容物が長時間とどまることによって出来るのです。
腸の内容物が長時間、結腸にとどまりますと、どんどんと内容物の水分が吸い取られて硬くなってしまうのです。

なぜコロコロ便が形成されるのかといえば長時間、便がとどまると、その間に直腸の収縮によって横ヒダによる便の分割がすすむため、小さなコロコロ便となるのです。
つまり、便が長時間滞留し、便の水分が失われることによって、コロコロ便が形成されるわけです。
コロコロ便になるもう一つの原因は、大腸に生息する腸内細菌の影響もあります。
通常、成人の腸内には、約100兆個の腸内細菌が生息しています。
便は、食物繊維を中心とした未消化の食べ物と腸内細菌の死骸などで形成されており、腸内細菌は、便の半分以上を占めているのです。
しかし、人によっては、腸内に生息する腸内細菌の量が少なく、排泄に必要な十分な量の便が形成されないために、長時間留まって、コロコロ便になってしまうのです。
このように、便秘の一つのコロコロ便は、便の水分量、腸内細菌の量および腸内細菌の種類によって影響を受けて出来るのですが、それは逆にコロコロ便を解消させる手掛かりともなります。
つまり便の水分量を上げるために毎朝水を飲むことは、それなりに効果が高いものです。
これは習慣づけておくと有効でしょう。
また大腸に生息する腸内細菌の量を増やすことが、コロコロ便の解消に繋がります。
特に、善玉菌を増やす方策がいいのです。
ビフィズス菌50億個+乳酸菌10億個
食物繊維は、腸内細菌の栄養源となって、腸内細菌を増やす作用があります。
主に水に溶ける水溶性の食物繊維のイヌリンなどが有効です。
また、腸内の善玉菌と悪玉菌の比率を変えることが、コロコロ便の便秘の解消につながります。
善玉菌が増えれば、相対的に悪玉菌は減少することになるので、便を軟らかくする効果のある有機酸がつくられ、硬いコロコロ便の便秘の解消につながるわけです
ビフィズス菌なら
ラベル:コロコロ便