便秘も下痢も早く治したいものですが、だからと言って便秘症の人が下痢を促進する様な薬剤を飲むことも、下痢症の人が下痢止めを頻繁に使うことも良いとは思えません・・。
それぞれの便秘や下痢の症状は、体がそれを欲しているからという部分もあるのです。
特に下痢の場合は、ハッキリしています。
たとえば、ウイルスや細菌感染が原因の下痢の場合は、病原体が体のなかにとどまらないよう、下痢と一緒にできるだけ早く体の外に出す必要があるという自己防衛手段でもあるのです。
無理やりに下痢を止めるということは、こうした病原菌を体に長くとどめ置くことにもなり結果的によくない症状が長く続くことにもなりかねません。
まあ、特別なイベントがあるとか、どうしても外せない会議があるなどの理由で下痢止めを使わざるを得ないこともありますが、下痢の原因となるものは自分でも感じられるはずです。
薬を使うにしても上手く対応しておきたいものです。
ところで下痢になる症状自体はハッキリしています。
腸のぜん動運動が過剰になりすぎると、食べたものが勢い良く肛門に送られるため腸内で水分が吸収しにくくなります。その結果、便に水分が多く含まれ下痢になるのです。

また腸から分泌される水分が多くなりすぎても同じです。
水分の吸収が追いつかず下痢になるのです。
そこで、下痢止めの中でも腸の動きを止めずに下痢の症状を和らげる成分の木クレオソートには、バランスを崩した腸を元の状態に戻すはたらきがあります。
木クレオソートは過剰な動きを抑え、弱まった動きをサポートするため、腸の働きを止めることなく症状を和らげることができるのです。
そのため、食べ過ぎ、飲み過ぎだけではなく、食あたりやストレスなどによる腸の不調など、さまざまな下痢の改善に役立つ成分として注目されています。
また、腸管から水分が過剰に分泌されると、体内の水分が減って脱水症状になりやすくなりますが、木クレオソートはそのような脱水症状の改善にも効果的です。
下剤も成分を見て上手く使うように出来ると良いですね・・。
とともに、どんな病気や病気の症状も全て薬で治せるわけではないのです
私たちの体には自然治癒の素晴らしい働きがあります。
その力をうまく働かせるようにするとともに、逆にその力を削がない様に工夫することも大切だと思います。

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