精神的にも足るを知るならば気も充実するでしょう。

テレビで興味深いシーンを見ることがあります。
アマゾンの奥に住む未開人などは、勿論肥満の人はいませんが皆笑顔がよくて仲間意識も強いですね。
食べ物が少なくても村人が協力し合って生きることを本能以上に分かっているのです。
それに比べて食べ物などに余り心配のない私達文明人は、その文明が進めば進むほど更なる精神的な不安と恐怖に駆り立てられて生活しています。
隣に住む人も知らないというのが文明人の生活なのでしょうかねえ・・・。
野生動物の王国の番組でも同じです。
野生動物で太ったのはいません。
食べ物が十分に行きわたっていないからと考えがちですが、それはマルッキリ見当外れの様です。
しかも仲間意識も強く、うまく統率されて仲良く生きている感じです。
ストレスとは無縁の社会なのかもしれません・・。
それに引き換え、人間の食べ物は甘辛く美味しく調理されているので、満腹するという中枢神経をかく乱して、お腹が一杯になっても更に食べてしまうようです。
マクドナルドのハンバーガーなどがいい例で、肥満で訴えられている例もあるとか・・。
どうも文明とは自分勝手でイチャモンをつける文化なのでしょうか?

我々人間も含め動物には「基礎代謝」というものがあります。
基礎代謝とは、呼吸や体温調節など「生命維持のために消費される最低限のエネルギー」のことで、1日の消費エネルギー量の約70%を占めます。
この基礎代謝が高ければ、自然と消費されるエネルギーが多くなるので、いくら食べても太らない」
という状態に近づくのです。
野生の動物の場合は、この基礎代謝が高く、また高くなる様な姿勢や動きをしているようです。
一方、人間は食っちゃ寝の習慣の人も多く、とても基礎代謝が高いとは言えません。
だから、いくらカロリー制限や運動をしても、基礎代謝が低ければ、やめてしまった瞬間にまた太ります。
これがダイエットのリバウンドと呼ばれるものです。
こうしてみると文明の進んだ人間も、多少は野生に戻り考え方も行動もシンプルにすることが何より健康に結びつくのではないでしょうか。
野生の動物で便秘なんて贅沢な病気も無いかもしれません。
太り過ぎないことや足るを知る生活に本当に憧れてみれば如何でしょうか?
一考の余地は十分にあると思いますね!

【関連する記事】