腸内環境のよしあしは、腸にいる細菌の割合で決まります。
腸内細菌は約500種類、100兆個もあり、体に良い作用をする善玉菌と、悪い働きをする悪玉菌、そのどちらでもない日和見菌に分かれています。
大体、善玉菌4割、悪玉菌3割、日和見菌3割ぐらいです。
ただ、この割合は常に変動していきます。
善玉菌が優勢なときは日和見菌は無害なのですが、悪玉菌が増えてくると日和見菌は悪玉菌にひよって悪さをするようになるのです。
酷い便秘やガス、臭いオナラは悪玉菌とひよった日和見菌のせいです。
ふらふらする日和見菌は、とんでもない奴ですが、それを非難するより善玉菌を増やして日和見菌に悪さをさせないようにする工夫が必要です。
となると、腸内環境を整える食べ物が重要になってきます。
・水溶性食物繊維
リンゴ、バナナ、プルーンなどの果物。
昆布、かわめなどの海藻。
豆類、納豆、サトイモなどの野菜に多く含まれています。
腸内で分解、発酵され、善玉菌を増やすペクチンが豊富です。
・オリゴ糖
バナナ、オリゴ糖入りの特定保健用食品に多く含まれる。
これは、はっきりとビフィズス菌などの善玉腸内細菌の栄養源になり、その数を増やします。
腸内を整えて体調を維持するのに効果的です。
・ビフィズス菌
ヨーグルト、ビフィズス菌入り特定保健用食品
腸内の善玉菌の代表です。
オリゴ糖やクエン酸と一緒にとると効果が高いものです。
・クエン酸
レモン、みかん、桃、梅、杏などの果物。
トマト、イチゴなどに多く含まれます。
疲労物質である乳酸を取り除く効果もあり、オリゴ糖と同じくビフィズス菌を増やす効果。
このように、食べ物は腸内を整え、健康を維持するのにとても重要です。
当然、便秘なども少なくなってきます。
食物繊維を取るための食べ物に好き嫌いがある人は、よく自覚してサプリメントなどで補うのが一番です。
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